「お前」「君」「あんた」の韓国語【너(ノ)】活用の仕方は?

韓国語

「お前」「君」「あんた」の韓国語【너(ノ)】活用の仕方は?

私は韓国に住んでいる・・・、そして韓国人の夫と、幼い子供たちが3人、おまけに韓国人ジイとバアもいる。
それなのに、それなのに・・・未だに混乱する言葉が【너:ノ】である。

【너:ノ】は韓国語で「お前」や「君」、「あんた」を意味します。日本語のようにそれぞれに違う単語は無く、【너:ノ】この言葉一つで日本語の「お前」「君」「あんた」をカバーします。

日本語に翻訳する場合、ニュアンスで翻訳者がなんとなく決めます。「この場合の【너:ノ】は「あんた」っぽい・・・」という感じで。

네 것?(ネッコ?)너 것?(ノッコ?)

私には満5歳、4歳、2歳の韓国生まれ、韓国育ちの子供たちがいるのですが、そんな子供たちのある日の会話で。

「이거 “너 것”잖아!:イゴッ ノッコジャナ!」(これ、あんたのでしょ!)

という一言が聞こえてきて、「ん?何か変だぞ?」と思いました。

私は「お前」という韓国語を勉強したときに「お前」【너:ノ】という単語は助詞の「の」をつけると略語になり【네:ネ】になると憶えました。

しかも、【네:ネ】(お前の)の発音は「私の」を表す【내:ネ】と発音が似ているため、韓国社会での会話では【네:ネ】(お前の)の発音を【니:ニ】と表現して区別しやすくして使っています。

ややこしいな・・・

お前=너:ノ、お前の=네:ネ、私の=내:ネ を整理してみましょう!

お前=너:ノ
お前の=네:ネ(だが、発音区別のため니:ニを使うのが一般的)
私=나:ナ
私の=내:ネ

実際、この言葉って、ネイティブ韓国人の夫に聞いても混乱していましたし、韓国人ブロガーの方も「おかしい・・・」とつぶやいていました。

他にも、子供たちが「너가:ノガ=あんたが」と言うのを聞いて、夫はそんなとき「니가:ニガ=お前が」と言っているので夫に「子供たちの言葉は間違い?」と聞いても「どうなんだろ?子供用の言葉かな?」なんて言っています。

韓国人の人々は何と言っているのかな?とブログを調べて見ても

「너가:ノガ=あんたが」という言葉は何の問題も無く、文法的にもおかしくないけど、韓国一般社会では普通使わない、おかしいな・・・

韓国語ではこの部分をこれ以上正すことができない。

というようなことが書かれていました。

ネイティブ韓国人も混乱していますね?

結局、네 것なの?너 것?なの?

ま、つじつまがどうとか色々言っても、結局、韓国一般社会で使われている言葉に従うのが正解ですよね。

子供用の言葉かな?と言っていた不確かな夫の言葉は無視して、やっぱり「あんたのもの」「네 것:ネッコ」(※発音は니 것:ニッコ)だよ!と子供に教えてあげるのが良さそうだと思いました。

あんた/お前/君のもの=네 것:ネッコ(※発音니 것:ニッコ)
わたしのもの=내 것:ネッコ
あんた/お前/君が=네가:ネガ(※発音니가:ニガ)
わたしが=내가:ネガ

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